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佐野川 好母
日本機械学会論文集, 33(251), p.1097 - 1107, 1967/00
本研究は、接触熱抵抗の問題を理論と実験の両面から検討し、この現象の理論的な解釈を与え、接触面が酸化している場合の従来の取扱いが正しくないことを指摘し、さらに理論的な検討から接触熟抵抗の実用上簡便な計算方法を示したものである。
佐野川 好母
日本機械学会論文集, 33(251), p.1108 - 1119, 1967/00
接触熟抵抗が問題になっている原子炉の燃料棒の場合は、被覆の厚さが1~2mmという薄いものであることが多く、このように接触固体が薄いときは、そのまま半無限円柱単位セルの模型を適用してよいだろうか、また接触熟抵抗の問題として考える対象は一般に異なる材質の固体であることが多く、その場合はどうしたらよいだろうかという問題が当然生じてくる。ここではそれらについて述べる。
佐野川 好母
日本機械学会論文集, 33(251), p.1120 - 1130, 1967/00
接触している固体の表面が酸化あるいは腐食しているような場合には、固体表面は酸化膜でおおわれていたり、さびが付着していたりしてとにかく固体表面は純粋の金属固体ではないわけであるから、金属どうしの接触による接触無抵抗とは違ったものになる。そしてこれら異物質の熱伝導率は一般に金属固体の熱伝導率よりも悪いから無抵抗となることが考えられ、またさびていたり腐食しているような面での表面あらさは不規則きわまりないものであろうから、そんなことも無抵抗の原因となるだろう。このような酸化している面での接加熱抵抗については、従来酸化膜の厚さによる影響としてとらえられて実験もされているが、接触熱抵抗の値が大きくなるのは事実でも、定量的には全くばらばらで整理のしようもないようである。本報告ではこの点について検討する。
佐野川 好母
日本機械学会論文集, 33(251), p.1131 - 1137, 1967/00
第1報で接触熱抵抗に影響を与える原因としてあげたもののうち、今までの検討で残っているものは、表面あらさの形状とうねりによる影響である。ここでは前報に引続いてこれらの点について検討する。さらに接触熱抵抗の値を実際に計算するのには、今までに導いた計算式に基づいて計算すればよいわけであるが、そのような煩雑な計算を行なわなくても近似的に簡便な方法によることもできる。この方法は経験的に導かれた、いわば実用的な計算式であるが、これまでの接触熱抵抗の理論からその適用範囲と根拠を示す。
佐野川 好母
日本機械学会誌, 64(505), P. 240, 1961/00
接触している二つの固体の接触面を通して熱が流れるとき、その接触面におけるそれぞれの固体の表面温度は見掛上等しくはない。このことは、何も目新しい事実でもなく、たとえその経験のない者にとっても容易に想像されることであろう。このように表面の温度が見掛上不連続となるのは、その接触面に熱抵抗が存在するからであって、これを接触熱抵抗と呼び慣わしている。